作品のコンセプト・画材について
ガラスに描き、その裏側から鑑賞する形式のガラス絵。それを積層したものが私の「多層ガラス絵」です。
透明な立体感に加え、絵の具の代わりに箔を使用することで各層ごとの反射が起こり、独自の幻想的な空間が感じられる作品です。
国内外の美術館、全国の画廊、百貨店(’15 風は西から/伊勢丹浦和、’14 薫風/東武池袋、阪神、’10 アールデビュタントURAWA/伊勢丹浦和、)などで個展やグループ展をしています。
自らの収集物をテーマに銅版画にしています。貝殻や骨などの漂着物から花札、昔話や民話、古い暦等見聞したもの。(齋藤)
アールデビュタントURAWA2010で選抜され、メンバーの中心的役割を果たした人物です。
画面構成力がずば抜けて高く、その飄々とした本人のキャラクターとは裏腹に、作品は知的で静かでとても日本的です。
野や山や浜を巡り、無意識下でモチーフを収集し、それを画面で再構成して銅板画に仕上げています。
インクの漆黒が、彼の深層心理を深く表現したような画風は、とても印象的。
1982 埼玉県生まれ
2008 東京造形大学大学院造形研究科美術研究領域修了
2020 「夜行」 福屋八丁堀本店ギャラリー101/広島
2019 「薫風個展」 阪神梅田/大阪
2018 「見るなの座敷」 銀座三越
2017 「光の糸」伊勢丹浦和/埼玉
2016 「骨の森の中で」柳沢画廊/埼玉
2016 「一間の漂泊」アートギャラリーミューズ/前橋
2014 「Stranding Cafe」Sawyer Cafe/西荻窪
2013 「びょうびょう」柳沢画廊
2012 「観測小屋」ギャラリー上原/渋谷
2012 「漂う天球」伊勢丹浦和/埼玉
2012 「観測」養清堂画廊/銀座
2010 「収集物見遊山」近江画廊/銀座
2009 「揺籃の片」柳沢画廊
2008 「断片図譜」近江画廊
2009 空間国際版画トリエンナーレ 買い上げ賞 ソウル市立美術館/韓国
2007 PRINTS TOKYO 2007 審査員特別賞 東京都美術館/上野
2007 第32回全国大学版画展 収蔵賞(第30回も受賞)町田国際版画美術館/町田
2005 第5回クルジ国際版画ビエンナーレ 佳作賞 NapocaArtMuseum/ルーマニア
2005 第12回ウッヂ国際版画トリエンナーレ 名誉メダル賞 WillaGallery/ポーランド
WillaGallery、NapocaArtMuseum、東京造形大学図書館(八王子)、うらわ美術館(さいたま)、町田国際版画美術館、国立台湾美術館(台湾)、MECCA DESIGN GROUP(韓国)、日本美術技術漫画博物館(ポーランド)