Kei Naganuma solo exhibition
Sep. 21(Wed)- Sep.27(Tue),2022
@ ISETAN URAWA
長沼 慧 絵画展
ー七色の楽園 あるいは久遠の庭ー
9月21日(水)~9月27(火)
10:00~19:00
最終日17:00まで
伊勢丹浦和店7階プチギャラリー
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私、長沼慧(ながぬま けい)は動物や植物をモチーフに「楽園」をテーマに描いています。
永遠に調和的な和の世界を、皆さまに楽しんでいただけたら幸いです。
宇宙創成から37万年後に霧が晴れてくっきり物が見えるようになった宇宙の状態の変化を
「宇宙の晴れ上がり」といいます。
この宇宙の晴れ上がりによって私たちが普段見えている「色がある世界」になりました。
本展では霧で覆われていた状態から晴れて世界が色づいたように、
未来がより良い方向に進んでいけますように願って作品を描きました。
今という瞬間が、明るく安らぎに満ちた時間になりますように
作品が少しでも皆さまの癒しになれましたら幸いです。
このたびの連作の空中庭園シリーズではそれぞれ
赤(桃色)、橙、黄、緑、水色、青、紫の7枚のシリーズ全体で虹を表現いたしました。
雨上がりに晴れた空に出る虹は希望と幸せの象徴でもあります。
やまない雨はない、鮮やかな楽園で生きる動物たちが
幸運のお守りになりますように願っております。
皆さまのご来場を心よりお待ちしております。
長沼 慧
何事も無駄な経験はないという言葉がありますが、長沼慧さんこそその言葉通りの画家人生です。彼女はまだ十代の頃、画家になることを一度諦めて鍼灸師への道を進みました。学校で勉強して晴れて免許を取り、人々を癒す仕事をスタートしました。彼女の掌は温かく、指先の力はしっかりとすーっと受術者の患部に入り込む、そのような力を有しておりました。
ある日、世界一周を回る船の上で人々を癒す仕事をしないかとスカウトされ、若い彼女は希望に満ちて船中の人となりました。クルーズ船のなかの施術室の仕事です。今日と明日は違う海にいる、港々の風景は異なり、出帆のときの喜びと哀愁に満ちた雰囲気、様々な人種との関わり。20代の彼女にとって狭い日本から飛び出して多様な価値観に触れることは「本質とはなにか」を追求するうえで又とない経験だったことでしょう。
元々人とは違うところのある少女だったと言います。子供の頃病弱で人と同じことが出来なかったからこそ、何が人にとって一番大切なのか、という生きることの本質を考え続けました。
彼女はぶれません。まやかしや見せかけの価値観には騙されない、真実を見る「眼」があります。
世界一周の旅は、彼女に鍼灸の仕事を捨て、画家という道を選ばせるという運命を授けました。
鍼灸師が癒せるのはその時の一人だけです。しかし画家は作品の力で同時に何人でも、そしていつまでも人の魂を癒すことができます。彼女が選んだ特長的な画材である雲母は、人々に力を与えてくれるパワーストーンでもあります。
その雲母を用いて創り出される世界観は、人がこの世に生まれてきたことの意味を語っているように思えます。
年を取ればとるほど、その本質に気が付き彼女の絵の凄さが分かるのかもしれないと思います。(岡村)
長沼 慧 Naganuma Kei
《略歴》
2016年
個展(SAWYER CAFE)
アールデビュタントURAWA2016(伊勢丹浦和)
第四回 MVW展(福屋八丁堀本店)
ゆく年くる絵師 展(阪神百貨店梅田本店)
2017年
東急田園都市線27駅の絵画展(東急百貨店たまプラーザ)
桃花展(福屋八丁堀本店)
第2回 平成動物図鑑(伊勢丹浦和店)
平成動物図鑑Ⅲ(伊勢丹府中店)
第5回MVW (福屋八丁堀本店)
2018年
平成動物図鑑Ⅳ(阪神梅田本店)
第6回MVW (福屋八丁堀本店)
2019年
個展(南青山)
新緑のアートフェア(新宿ヒルトピア)
アート関ヶ原(阪神百貨店梅田本店)
桃花展(福屋八丁堀本店)
EGC展(阪神百貨店梅田本店)
猫展常設展(阪神百貨店梅田本店)
2020年
EGC展(福屋八丁堀本店)
個展(新宿ヒルトピアアートスクエア)
EGC展(阪神百貨店梅田本店)