期間: 2012年1月18日(水)~1月24日(火)
時間: 10時~20時 (最終日は16時まで)
場所: 伊勢丹浦和店 7F=プチギャラリー
地元メディア サンケイリビングに取り上げられました!
美術誌 月刊美術1月号 掲載
ペットとして飼われている犬の生活を題材に制作しております。最初にこの題材に触れたのは、1996年に開催された「ヨーロピアン・ドッグ・ペインティング」という展覧会です。それ以前にもヨーロッパの絵には頻繁に犬が登場するという印象がありましたが、犬だけで絵が成り立っていること、犬の顔だけでなくて生活を描いている点が新鮮に感じました。以来、様々な犬の日常を描いて参りました。
一匹でも多数でも、場面設定を通して犬と人間の関係を表現できれば幸いと思っています。また肖像画では、犬種ごとの理想の容姿の表現ということにこだわらず、生活や個性、飼い主の想いを描き出すように心がけております。
ゴンドラソフトパステルまたはクサカベ製アルキド樹脂絵具アキーラを使用し、いずれもボードに描いております。
まず、描く場面に合わせて犬のポーズを選び構図を決定します。このとき犬のサイズの違い、目線、光線、空間の整合性に留意します。犬の数が多い場合などはこの作業に時間を使います。その後、犬の毛質などを考慮してパステル、またはアクリルを選び彩色します。
犬に関してはモデルを募集し、実際に会ったり、写真を提供して頂いています。
背景は、記憶などをもとに、ほぼ空想で制作しております。
(笹本 茂子)