1959年地中海の美しい街と港のあるアルジェリアに誕生。パリで育つ。海をこよなく愛した母の影響を受け幼少の頃から人間の生命の源である海の生命力に育まれて成長する。熱帯魚の飼育を楽しみながら水中の生命体について多く学ぶ。水力エンジニアであった父、義父のもとで人と自然、ダム、エコロジーの問題に強い興味を持つ。
1959 アルジェリア生まれ、パリで育つ
1982 パリの芸術高等学校(エコールスペリアル ド アートグラフィック ペニンゲン)卒業
1983~2003 パリのファッション雑誌のグラフィックデザイナー、 そして広告代理店でアートディレクターとして活躍。
2004年 来日
2011年 お母さんといっしょに読むエコロジーの絵本『たぬきの国からの手紙』のイラスト制作
2009~2010年ANAグループ機内誌『翼の王国』に“大いなる自然の力”を連載
2010~2012年同誌に於いて“人と魚の不思議な関係”を連載中
現在は山梨県南アルプス山麓のアトリエでクリエーション活動を行っている。
展覧会歴
2007年 “美しい魚たちの世界I”個展 TOKIDOKI ギャラリー
2008年 “美しい魚たちの世界II”個展 ギャラリー上原
“美しい魚たち”絵画二人展 伊勢丹浦和
2009年 “水の中は今でも美しい”個展 ギャラリー上原
“エチアンボルメランジェ魚の絵画展”個展 伊勢丹浦和
“エチアンボルメランジェ絵画展” ジャンクションギャラリー
2010年 “エチアンボルメランジェ魚の絵画展”個展 伊勢丹浦和
2011年 “水の中の魚の夢”個展 長野信濃境 夢屋工房
“魚は生命” ギャラリー北野坂
2012年 “お菓子の店のおかしなさかなたち” 山梨県白州 金精堂ギャラリー
その他グループ展多数
<モチーフ>
私は作品を通じて自然の海や川やアクエリアムはもちろんのこと、養殖の水中牧場に到るまでの あらゆる水の世界の美しい魚たちを眺める喜びを沢山の人と分かち合いたいと思っています。
アルジェリアやアマゾンで活動を行った水力工学エンジニアの父の影響もあって、 私は水の持つ力とその偉大さを身近に感じて育ちました。幼い頃から地中海に潜り、その美しい魚たちの世界に魅了されてきました。
母はアルジェリアで生まれ、やはり私と同じように紺碧の海の水棲動物たちに囲まれて育ったので、 その彼女に内在したカルチャーの下で私は多くを学びました。 幼い頃は自分でも熱帯魚の水槽を作っては自然豊かな魚を観察し、その美しさに魅了されたものです。
成人後、デザインの仕事をするようになっても折に触れては魚の美しさを観察してきました。 (エチアン)
<技法>
初めにブラックの中国墨で輪郭を描いた後、ウォーターカラーインクで色を着けてゆきます。 描き方は二通り、一つは魚を海や川そして水槽などで観察した後、頭の中でその光景を再構成し、 そのイマジネーションの中で自由に手を動かしてゆく方法です。もう一つは撮影してきた写真に基づき、 イメージや装飾を加え組み立ててゆく方法です。