期間:2012年11月3日(土)~11月25日(日)
時間: 12:00-19:00 (水曜休)
場所:ギャラリー上原にて
オープニングパーティ: 11月3日 17:00~20:00
早いものです。ギャラリー上原でのアボリジニアート展も今年で7年目を迎えます。悠久の時間と雄大なオーストラリアの大地で私達とともに「現在(いま)」を生きる”裸足のアーティスト”たち。今年もあっと驚かせてくれる作品をたくさん描いてくれました。ぜひお立ち寄り下さいませ。(内田 真弓)
2012年3月11日 5人のアボリジニ達が福島県いわき市にいらして下さいました。
東日本大震災の追悼イベントで「大地からの祈り」を捧げてくれるために。。。。
彼女たちは、オーストラリア中央砂漠から、8000キロ離れたいわき市小名浜漁港に駆けつけて下さいました。
勿論、アテンドしたのはもうアボリジニーの一人とも言っていい内田真弓氏(アボリジニのスキンネームはナカマラ)。
彼女達にはオーストラリアと日本の気温差がよく分からず、成田に着いたときにはノースリーブだったそうですが、この日のいわき小名浜漁港はまた取り分け寒かった。彼女達や内田さんがスタンバイしている特設テントでは石油ストーブが置かれ、地面には毛布が敷かれていたが、それでも寒くて寒くて、アボリジニの彼女たちはジャンパーを着込みながらもブルブル震えて無口だったのが印象に残っています。
強い北風が直接吹き付ける小名浜漁港野外ステージの上で、彼女たちは追悼の歌を数曲披露し、そして私たちにメッセージをくれました。それは短いけれど本当に心からのメッセージで観衆から大拍手が鳴り止みませんでした。
そんなアボリジニ一行滞在記は内田真弓氏のサイトでご覧下さい。
http://landofdreams.com.au/hadashisp/827
<おまけ>
→ 最年少の彼女はとても綺麗なレディー。
ダークなウェアがとてもよく似合い、美しいネイルアートとアイポッドが現代っ子。
時代は変わったのだなあ~と感銘しました。
2012年8月18日から2週間ほど、金沢市内にてアボリジニアート展が開催されました。
会場には、アボリジニアートの巨匠バーバラ・ウィアが来場して作品を制作しておりました。
バーバラは世界的に著名な画家で、バーバラを2週間以上独り占めしてしまうことは、世界中のアートディーラーの顰蹙をかいまくるほど贅沢なことのようです。
バーバラは日本のテレビに何度も出演したことがあります。
最近ではNHK日曜美術館のエミリー・ウングワレーの番組でエミリーについて語りました。
バーバラ自身はいわゆる「盗まれた世代」です。
白人との混血に生まれた彼女は、一時オーストラリア政府が行っていた「親子隔離政策」により混血の子供だけを集めた収容所に送られ、そこで白人社会の教育を受けたのでした。
そんなバーバラの悲しくも運命的な半生は下記のインタビュー動画でごらん下さい。
http://landofdreams.com.au/diary/988
金沢での展覧会の様子は下記にて。
お手伝いにはギャラリー上原のスタッフも参加させて頂きました。
http://landofdreams.com.au/announcement/976