期間 : 2014年 7月9日(水) ~ 7月15日(火)
時間 : 10:30 - 19:30 (最終日は17:00まで)
場所 : 伊勢丹浦和店 = 7F プチギャラリー
技法: 木版コラグラフ ・銅版画 ・ アクリル画
点数 : およそ25点
※作家は11日と14日以外の11時から5時まで在廊します。
ランドセルとガジュマル 銅版画 各7.3x9.8cm
木版コラグラフとは?
木版コラグラフの原理は、紙版画に似ています。木版に、レースや段ボールなどでコラージュしたり、彫刻刀で削ったりして、できた表面の凹凸を油性インクで刷り取ります。紙に写し取られた素材感や表情の違いが楽しい技法です。
テーマ = 島ぐらし・町ぐらし
3年間、家族で東京都八丈島で生活する経験を得て、昨年本土に戻ってきました。
これまで、身の回りの見慣れているけれども人々が忘れかけている物や風景を木版コラグラフや銅版画で表現してきました。
島での生活を通して、東京都だけど、東京からは300キロ離れた八丈島の、本土にはない景色や植物、生活環境を自身の切り口でとらえ、従来の木版コラグラフ、銅版画の他にアクリル画でも表現してみました。
都内の小学校から八丈島の小学校に転校した長女、その逆を経験した長男の身の回りを見つめたことも作品作りに大きな影響を与えました。
東京と八丈島の日常的な身の回りを表現した作品の数々をご高覧いただき、何かを感じていただけましたら幸いです。
花村 泰江 Yasue Hanamura
1966年ボストン生まれ。
筑波大学大学院修士課程藝術研究科修了後、ドイツブラウンシュバイク藝術大学に留学する。
2006年 資生堂ADSP入選。
横浜美術大学及び共立女子大学の非常勤講師の経験を経て、現在は横浜市のカルチャー教室や子供向けの造形教室において指導に当たっている。
その他 福島県立美術館や横浜美術館で木版コラグラフ講座指導歴がある。作家としては東京近郊のギャラリーにて個展中心に活動している。
日本版画協会準会員 大学版画学会会員