期間: 2015年7月8日(水)~14日(火)
時間: 10:30-19:30 (最終日17:00終了)
場所: 伊勢丹浦和店 = 美術画廊
作家: 瀬下 梓 (日本画)
齋藤 悠紀(銅版画)
藤井 誠 (油画)
高橋 学説 (アクリル画)
※ 会期中、作品をお買い上げのお客様へ 作家オリジナルうちわを進呈します。
(各作家、先着3名さま限り)
この展覧会に参加している四人の作家は、実は、全員地元「浦和西高 美術部」の出身です。通常そのように言ったときに、同窓会的な牧歌的なグループ展をイメージされてしまうかもしれませんが、この展覧会は異なります。画一的でない、幅広い価値観から選んだ画家という仕事を選んだ彼らの「夢に向かって進む姿」をぜひ見て頂きたいと企画しました。
瀬下梓の作品は動物たちが主役です。動物たちと過ごすひとコマを日本画材料の岩絵の具を用いて表現しています。動物たちの豊かな表情をみることができるのは、彼女自身が動物たちと近い関係にあるからかもしれません。おどけた顔や嬉しそうな顔、拗ねた顔など、動物を飼ったことがある人なら一度は見たことのある顔が溢れています。
瀬下梓
1981 栃木県下都賀郡(現:栃木市)生まれ
2005 女子美術大学 芸術学部絵画科日本画専攻卒業
2011~2014 イレブンガールズアートコレクション
2011 映画「東京無印女子物語」絵画指導
2013 個展 立ち止まる日常 (伊勢丹浦和店)
2014 個展 続いていく一瞬 (伊勢丹浦和店) 他多数
齋藤悠紀の作品を見たとき、女性が描いたものだと思いました。そのくらい繊細で、美しいモノトーンの世界。その世界は詩的でありどこか歴史的な骨董品のような重みを感じるものです。美しいけれども、どこかに毒のようなものを持ち合わせている、そんな甘美な作品たちが迎えてくれます。
齋藤悠紀
1982 埼玉県生まれ
2008 東京造形大学大学院 造形研究科 美術研究領域 修了
受賞
2009 空間国際版画トリエンナーレ 買い上げ賞 ソウル市立美術館
2007 PRINTS TOKYO 2007 審査員特別賞 東京都美術館
第32回全国大学版画展 収蔵賞(第30回も受賞)町田国際版画美術館
2005 第5回クルジ国際版画ビエンナーレ 佳賞 NapocaArtMuseum / ルーマニア
第12回ウッヂ国際版画トリエンナーレ 名誉メダル賞 WillaGallery /ポーランド
近年の個展
2012 漂う天球」伊勢丹浦和/さいたま
他、国内外の美術館、画廊、百貨店などで個展やグループ展多数。
藤井誠の作品は、「藤井誠」という人物を通して見える景色をキャンバスの上で表現している。その表現が奥深いのはきっと彼自身が奥深い人間だからなのでしょう。一筆一筆描いているからこそ実際に目の前にした時に流れる風があります。それは、実際の風景を見たときも、写真を見たときも感じることのない、藤井誠のつくりだす風。実際の作品を見て、彼の風を感じてみてください。
藤井誠
1984 埼玉県生まれ
2012 東京学芸大学大学院連合学校教育学研究科修了
2007 第9回雪梁舎フィレンツェ賞展佳作(08年入選、11年佳作)
第61回二紀展入選(以後毎年、10年奨励賞
2009 第44回昭和会展招待出品(10~12年招待出品)
2010 ビエンナーレうしく第3回全国公募絵画展大賞
2011 第39回上野の森美術館大賞展入選
2013 個展(アートフェア東京2013/有楽町)
個展(東武池袋店/池袋)
2014 個展(伊勢丹浦和店/さいたま)
個展(東武池袋店/池袋) その他個展グループ展多数
高橋学説の作品は、淡くて幻想的。どこの世界にいるのか分からなくなるようなそんな世界観が広がっています。彼の描く動物たちは実在するものでありながら、どこか架空のもののような、ゆらぎを感じます。現実と夢を行き来するような、そんな空気を醸し出す作品。そんな不思議な作品たちに癒されてみてはいかがでしょうか。
高橋学説
1983 新潟県生まれ
2002 埼玉県立浦和西高等学校 卒
個展
2008 『insane world in sane world』gallery元町/横浜
2010 『アルペジオ』gallery元町/横浜
2012 『僕は草 草は虫 虫は鳥 鳥は君』アートイマジンギャラリー/国立
その他グループ展多数