水野 香菜 日本画展

~緑の天体観測~

2016年11月9日(水)-11月15日(火)

10:30-19:30(最終日17:00まで)

伊勢丹浦和店7F=プチギャラリー

「緑の天体観測」 F20 麻紙・膠・岩絵の具・墨・金泥・金箔 【アマリリス(騎士の星)、オオアマナ(ベツレヘムの星)、星千年木、縷紅草】
「緑の天体観測」 F20 麻紙・膠・岩絵の具・墨・金泥・金箔 【アマリリス(騎士の星)、オオアマナ(ベツレヘムの星)、星千年木、縷紅草】

 手に届かない満点の星空には美しさよりも恐れを、身近な動植物たちには愛おしさを感じます。植物を見て感じたことや知り得たものを動物と一緒に描くことで時に面白く、美しい数限りない個々の姿を両者で補い合いながら表現したいと考えております。

 今回の展示では植物に見る「天体」をテーマに新作をいくつか制作いたしました。私の視点から見た「緑の天体観測」をお楽しみいただければ幸いです。

水野 香菜

「昼星」 F3   和紙・膠・岩絵の具・墨・金泥 【オーソニガラム、サンデルシー(ミルクスター)】
「昼星」 F3 和紙・膠・岩絵の具・墨・金泥 【オーソニガラム、サンデルシー(ミルクスター)】
「勝ち星を抱く」 F3    和紙・膠・岩絵の具・銀箔・金泥  【星千年木、ハナニラ、ミルクスター、サクララン】
「勝ち星を抱く」 F3 和紙・膠・岩絵の具・銀箔・金泥  【星千年木、ハナニラ、ミルクスター、サクララン】

 

ここに、一枚の日本画があります。一種意匠的に描かれた花は、その彩を私たちの眼奥に留め、一方、戯れる鳥は細密に描かれたその羽毛と琥珀の瞳が、そこに生きている命のリアリズムを感じさせます。

 

 日本画家 水野香菜は幼少の頃より、植物の観察日記をつけることや、家族である犬や鳥の世話をすることを好んで愛しました。この画家の目が身近な動植物に注がれるとき、美しい姿の奥にある、命の神秘さを探求しているように思われます。

 

 天然の岩絵の具を用い、宝石のように描かれた「緑の天体観測」、生命の輝きを描いた約30点をぜひご堪能ください。

 


♦ 水野 香菜 Kana Mizuno ♦

1986   東京都練馬区生まれ

2014   東京芸術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業

              卒業制作作品、帝京大学買い上げ《展示》

       国境を越えて芸術で会話する展椿山荘(東京)

       MVW福屋八丁堀本店(広島) 

2015   個展「葉陰訪う」(東京)

       ECC阪神梅田本店(大阪)

       アールデビュタントURAWA伊勢丹浦和(埼玉)

       第29回三菱商事ACP入選 

2016   ECC福屋八丁堀本店(広島)

       GINZA ART FESTA松屋銀座(東京)

       ECC池袋東武(東京) 

       ECC x薫風展v。1.2松屋銀座(東京)