中村晴信 油彩画展 ー花咲く春にあうー

中村晴信「家路」油彩 24.2 x 66.6 cm
中村晴信「家路」油彩 24.2 x 66.6 cm

絵の中の風景は、私の理想郷でもあります。

自然の懐に抱かれた里や野、そこにやってきた春は、すべてを輝かせ、そして花を咲かせます。(中村) 

2016年3月23日(水)-3月28日(月)

10:30-19:30(最終日17:00まで)

伊勢丹浦和店7F=プチギャラリー


中村晴信「里の春」油彩 F6
中村晴信「里の春」油彩 F6

「中村晴信油彩画展~花咲く春にあう~」開催にあたって

 

埼玉県の名所の一つに、嵐山渓谷があります。

私は海が近く工場や住宅ばかりの平野に生まれ育ったので、子供の頃から渓流への憧れがあります。

 

 私は度々、嵐山や、故郷・静岡県の天竜川によく取材へ行きます。

どちらも自然に溢れ、穏やかな時間の流れの中に人が暮らしていて、温もりを感じる場です。

花見の時期や夏、紅葉狩りの頃などは、賑やかで活気溢れる場所になります。

時折、現地で美味しいものをいただきながら、そんな雰囲気を楽しんで絵にしてゆきます。

自然の中に人々が悠々と暮らしている…嵐山渓谷のある嵐山町も、そんな場所なのかなと思っています。

 

私、中村晴信(なかむらはるのぶ)は、1966年に静岡県浜名郡可美村(現・浜松市)に生まれ、そして同地で育ちました。

30歳を前にした頃、改めて職業の範疇に画家を考え、ほとんど独学ながらも現在まで歩みを進めてきました。

 

長らく制作していく中で、「理想世界と安らぎ」が心の中でテーマとなってゆき、

それに呼応するように、日本の田園や自然を描くことが多くなりました。

感銘を受けたバロック絵画(16世紀末~17世紀)など西洋古典絵画の技術で、

「自然のふところ」の中で暮らす世界を絵にしています。

桜のある風景や水辺の風景は、日本の風土をとても感じる題材で、以前からよく描いてきました。

また、茅葺き民家や茶畑も、日本人の思う理想風景に相応しく感じていて、よく描いております。

(中村晴信)

中村晴信「天竜の花見」油彩 P8
中村晴信「天竜の花見」油彩 P8

中村晴信

Harunobu Nakamura



経歴


1966 静岡県浜松市生まれ

1983 独学で絵を学び始める

1995 洋画家 竹内重行氏(二紀会 会員)に師事

 


展示


1996 しんわ美術展 入選(同07,09,10,14)

1996 浜松市展入選

2000 初個展(浜松 天象堂画廊)

2002 天竜川絵画公募展市民賞

2003 ビエンナーレきたかみ 入選

2003 信州高遠の四季展 入選 (同06)

2003 関西美術院・真砂美塾入門 洋画家 辻真砂氏に師事

2005 天竜川絵画公募展 市民賞

2006 初夏の洋画フェスティバル (京都 大丸)

2006 妙蓮寺(京都)

2006 万灯会献画 (同~11)

2007 個展 (静岡 松坂屋) 油絵千選展 (東京 大丸)

2008 写実新鋭作家展 (松本 井上) 西脇市サムホール大賞展 入選

2008 個展 (京都 石田大成社ホール)

2009 個展 (京都 ギャラリー恵風)(同 11・13・14)

2009 しんわ美術展 奨励賞

2010 日本芸術センター公募展 入選 (同~12)

2013 白日展 入選

2014 伏見稲荷大社本宮祭 献画 (京都)

2015 MVW展 (広島 福屋)

 

その他 グループ展多数開催


中村晴信「少年探険隊」油彩 P6
中村晴信「少年探険隊」油彩 P6
中村晴信「保津峡」油彩 F3
中村晴信「保津峡」油彩 F3