期間:2016年3月16日(水)~3月22日(火)
時間:10:30-19:30 (最終日は17:00まで)
場所:伊勢丹浦和店 7F = プチギャラリー
〜さひたま花巡り〜開催にあたって
私は生まれも育ちも埼玉県、さいたま市在住で
南浦和幼稚園、高砂小、神田小、大久保中学、浦和一女(定時制)と地元の学校に通いました。
子供の頃、七五三でお参りした神社は
狛犬ではなく狛ウサギがある神社として知られている、調神社(通称・調宮つきのみや)です。
社名の「ツキ」により月信仰が古くからあるためと言われ、「ツキ(幸運)」を呼ぶ、勝負運の神社としても有名です。
そして鳥居がない大変珍しい神社でもあります。
さて、
生っ粋の浦和っ子の
私、小笠原明代(おがさわら あきよ)が
憧れていた伊勢丹浦和店7階プチギャラリーにて初個展を開催致します。
出品する作品は、自然の生命力をテーマに
ユネスコ無形文化遺産に登録されている埼玉県小川町の工房の和紙を使用して、
具象(モチーフ)と抽象(背景)の対比
を特徴にした日本画を制作しています。
この度の個展では、四季折々のさいたまの花の彩を絵描いた作品約20点を展示致します。
DMにもあります様に
さひたまには県内で取材した花を
それぞれ宛がっています。
会期中全日程会場に詰めご来場の皆様と埼玉談義に花を咲かせたく思っております。
(小笠原明代)
〜探究心と実践の結晶~
●手作業で全てを行う絵画と言う分野は18世紀末にイギリスを中心に興った産業革命時に過去のものとなりました。家内制手工芸の典型が絵画で、効率と言う単語からはかけ離れた存在と言えます。パソコンを用い、スイッチ一つで直ぐに何十万もの色彩が表現出来る現代では尚更です。日本画は膠と岩絵具を混ぜる作業も自身で行います。チューブ絵具ではありません。作業工程の非常に多い分野です。
●日本画家の小笠原明代さんは探究心の旺盛な人物です。また、はきはきとした物怖じしない性格で、新たなものに挑戦するマインドを常に持っています。彼女の作品の大きな特徴はモチーフ(主人公)と背景の対比です。明快なモチーフがある場合、画家の殆どは背景を添え物とします。けれど彼女の場合は背景も一人の主役となっています。外連味なく真っ直ぐに描かれた花々とは別に、背景たちはどうやって描かれたかも判らない複雑な表現となっています。不思議な、と言っても良いかもしれません。この様な主張する背景は失敗かと言えばそうではなく、誰にも表現出来ない彼女だけの作風がそこに見事に完成されています。全てが気の遠くなるような手作業の繰り返しから生まれた結晶たちを是非この機会に楽しみください。
画家 與倉豪
【略歴】
2002 公募美術団体 三軌会 三軌展 入選
2004 公募美術団体 三軌会 三軌展 会友推挙
2005~2008 【銀座A.C GALLERY】 SAKITAMA II~5th グループ展
2012
【アートプレイスk】 生成としてのドローイング展vol.1~2 グループ展
【GINZAギャラリーアーチストスペース】 メンバーシップ展
【GINZAギャラリーアーチストスペース】 日韓現代美術展~転換のための進歩~ グループ展
2013
【GINZAギャラリーアーチストスペース】 「小笠原明代展」個展開催
【GINZAギャラリーアーチストスペース】 メンバーシップ展
【有楽町交通会館】 全国サムホール公募展
【GINZAギャラリーアーチストスペース】 Summer Expression展 グループ展
【アートプレイスk 】 過程からのドローイング展 グループ展
2014
第66回 三軌展 奨励賞 受賞
ギャラリー彩光舎にて「小笠原明代展」開催(さいたま市にて)
第68回 女流画家協会展 入選
2015
第69回 女流画家協会展 入選
埼玉県立近代美術館 一般展示室第四室 「小笠原明代展」個展開催
2016
【SAWYER CAFÉ】 「小笠原明代 日本画展 ~縞々と水玉~」個展開催
• 公募美術団体三軌会 会友
• 日本美術家連盟 会員
毎年 六本木 国立新美術館にて開催される三軌展に作品出品 個展 グループ展にて作品発表
その他グループ展多数