2017年3月22日(水)-28日(火)
10:30-19:30(最終日17:00まで)
昨年同様「さ・ひ・た・ま」のそれぞれの文字とお花を語呂合わせにした作品や、
さいたま市のそれぞれの区花を描いた作品を展示いたします。
またその他にも福を招くよう祈りをこめた作品「招福シリーズ」や、
着物の柄からインスパイアされた「縞模様」を使った作品も展示いたします。
埼玉県産の和紙を支持体に使用し、天然岩絵の具、墨、胡粉、金箔、膠など、
日本画の画材を使用し、伝統的な技法を駆使して描き上げています。
春の花々が咲き、心躍る季節になりました。お蔭さまで今年も小笠原明代日本画展「さひたま花巡り」2回目を開催させていただくこととなりました。今展示も「自然の生命力」をテーマに、現代的な表現・抽象と具象の対比で描く約25点ほどの作品を展示いたします。
昨年と同様、「さ・ひ・た・ま」のそれぞれの文字とお花を語呂合わせした作品や、さいたま市のそれぞれの区花を描いた作品を展示します。またその他にも福を招くよう祈りをこめた作品「招福シリーズ」や、着物の柄からインスパイアされた「縞模様」を使った作品も展示いたします。埼玉県の和紙を支持体に使用し、天然岩絵の具・墨・胡粉・金箔・膠など、日本画の古典的な画材を使用し、伝統的な技法を駆使して描き上げていきます。
展覧会場には終日在廊しております。作品の展示とともに、少しでもご来場いただいた皆様にお会いできたら嬉しく存じます。作品のことなどご質問がございましたらお気軽にお尋ねください。ぜひご高覧下さいますようお願い申し上げます。
日本画家 小笠原 明代
昨年、大変なご好評をいただきました日本画家小笠原明代の二回目の個展です。生粋のさいたまっ子がさいたまを余すことなく繊細に描きあげます。埼玉で見られる花々を丁寧に取材して作品化するこのシリーズは、この作者のライフワークでもあります。忙しい生活の中でつい見落としてしまうような野草に声をかけ、その内なる言葉を画面に表します。絢爛な祭壇画の花とは違いますが、長く傍に置きたい花々です。
作品は非常に手間がかかっています。和紙に施された不思議なマチエールは誰にもできない彼女独特のもので、観ると描き方を尋ねたくなります。ランダムな背景と直線などの幾何学模様、それに被写体が相まって一度観たら忘れられない個性的な日本画が構築されています。職人的な技術を下地にアーティスティックな感性が見事に凝縮された作品群です。
非常に明るく気さくな人柄で、何事にも物怖じしないチャレンジングな部分を併せ持っています。ですからギャラリートークもこの展覧会の目玉の一つでしょう。埼玉に生まれ育った画家による埼玉の花の埼玉を愛する人への絵です。作家自らの作品解説と共にぜひお楽しみください。
(細密ペン画家 與倉 豪)
2002-16 | 三軌会(東京都美術館・国立新美術館) |
2014 |
第66回 三軌会奨励賞受賞 |
2014-6 |
女流画家協会展(東京都美術館) |
2013 |
個展「小笠原明代日本画展」(銀座ギャラリーアーティストスペース) |
2015 |
個展「小笠原明代日本画展」(埼玉県立近代美術館) |
2016 |
個展「縞々と水玉」(西荻窪 Sawyer Cafe) |
個展「さひたま花巡り」(伊勢丹浦和店) | |
個展「縞々と円」(銀座ギャラリーアーティストスペース) | |
その他グループ展多数開催 |