2017年4月26日(水)-5月2日(火)
10:30-19:30(最終日17:00まで)
伊勢丹浦和店7F=プチギャラリー
銀を酸化させた「黒箔」を背景に、椿を中心とした東洋の花を描く黒沼大泰の初個展です。
うら若き青年画家が描く、艶やかでありながら凛とした佇間いの花たちをぜひご覧ください。
(作家は毎日在廊します。)
洋画家黒沼大泰(くろぬまひろやす)は現在美術大学の3年生ですが既に独自の作風を確立しています。背景の漆黒は珍しい黒箔で表現され、描かれた花々のデリケートな四肢は柔らかな光で透過され神秘性を増しています。その抒情的な作品には神聖な暗喩がある気がしてなりません。
非常に博学な人物で様々な分野に精通しています。若さに似合わず落ち着きがありますが、時折笑顔ではにかむ姿には若者らしさがあります。
将来を担う若き画家の初個展です。作家自身の解説と共に瑞々しい作品40点をどうぞお楽しみください。
等伯の襖絵やラファエロの聖母子像がそうであったように、近代以前、洋の東西を問わず絵画の多くは芸術家の「作品」ではなく、権力者への注文に応えるものでした。そこには近現代の作品ほど自由さや作家性は感じられないかもしれませんが、職人技の冴えや峻厳さがあるように私には思えます。
私は前近代の絵画の持つ厳格な美しさを現代日本の作家としていかに表現するかを考え日々制作しています。
今回の展示では東洋を代表する花である椿をモチーフに新作を描きました。「椿の宴」をお楽しみいただければ幸いです。
黒沼 大泰
1993 神奈川県横浜市生まれ
2011 藤嶺学園藤沢高等学校卒業
2014 多摩美術大学 絵画科油画専攻 入学
2015 薫風展 阪神梅田本店 (大阪)
MVW 福屋八丁堀本店 (広島)
2016 GINZAART FESTA 松屋銀座 (東京)
EGC×薫風展 vol.2 松屋銀座 (東京)
アールデビュタントURAWA 伊勢丹浦和店 (埼玉)
二人展 仙台藤崎 (宮城)
薫風展 阪神梅田本店 (大阪)
MVW 福屋八丁堀本店 (広島)
2017 EGC×薫風展 東急たまプラーザ店 (神奈川)