2017年4月19日(水)-25日(火)
10:30-19:30(最終日17:00まで)
伊勢丹浦和店7F=プチギャラリー
文学部出身、個性あふれる長谷川理奈の作品は、独創的な文脈に満ちています。
溢れる夢幻の世界の物語をぜひご一緒に味わってみてください。
人は揺りかごから墓場まで「包まれること」を繰り返します。
生まれる前は羊水、最期はお棺に。
日常でも衣服を身にまとい過ごします。
感情をコントロールするため言葉の仮面を被ります。
私たちは多種多様なカラを体に心に文化に求めているのでしょう。
なにも隠さずにさらけ出して生きることが出来ない。
何度も脱皮して孵化してもすぐまた次のカラへとかえる生きもの。
そんなカラを描いてみたくなりました。
サナギか繭かそれとも卵か。脱皮するのか孵化するのかかえるのか。
自身がどんなカラを欲しているのか、思いを馳せつつ絵筆を執りました。
ご覧いただければ幸いです。
(長谷川 理奈)
伊勢丹浦和店での個展は2014・15年に続き3度目になります。
毎回、お客様から「この画家さんの頭の中を割って見てみたい」とのお言葉を頂くほどエポックな作品群になっています。
一つの言葉からニュースから事象からイメージされる彼女の物語は、突拍子も無く、唯一無二で、人々の想像をはるかに超えていくものです。そして鑑賞者に、いつまでもその世界観に浸っていたいという欲求をもたらします。
彼女の趣味は読書です。文学は勿論のこと哲学や化学や科学や、更には辞書までが彼女の愛読書です。それらを読み耽るとき、文中の言葉がイメージの渦となって彼女の頭の中で増幅し溢れだします。それらを彼女は「絵」にするのです。
その素晴らしい右脳に加えて、長谷川 理奈の文才も素晴らしいものです。
彼女は作品を求めて下さったお客様に対してお礼状を書くことが多いのですが、時には詩をしたためることがあります。
文学部出身らしい瑞々しさのその感性を、ぜひ一緒に楽しみ見守って頂けたら嬉しく思います。
2004 第29回全国高等学校総合文化祭 東京都代表として出品
2006 第5回佐藤太清賞公募美術展 入選
2007 第6回佐藤太清賞公募美術展 入選
2009 第8回佐藤太清賞公募美術展 佐藤太清賞 受賞
2009 日本芸術センター第3回絵画公募展 金賞受賞
2010 アール・デビュタントURAWA2010展参加
2011 二人展「長い夜」 ギャラリー上原
2013 個展 ギャラリー上原
2014・15 個展 伊勢丹浦和店
他グループ展多数開催