2017年5月3日(水)-5月9日(火)
10:30-19:30(最終日17:00まで)
Jヒルトンの小説で著された架空の地方シャングリ・ラ。
現代では桃源郷や仙郷を表す代名詞として使われています。
三人の画家が描く世俗を離れた幽玄の世界を、ぜひお楽しみください。
岡部遼太郎は、昨年のアールデビュタントで好評を博した作家です。
建物が植物で覆いつくされたような世界、大自然のなかの廃墟、またそこに佇む毛並みの良い犬など、少し不思議な世界感を描く画家です。作家が子供の頃、北海道の大自然のなかで育ったこと、また大学に入ってから長崎の軍艦島の廃墟を見学して衝撃を受けたことから、今の画風に辿り着きました。人間の存在の前に、圧倒的な威力を持つ自然のダイナミズムを描きたいと思ったそうです。
筆跡さえも感じさせないような精巧なタッチで魅せる異次元の世界は、少しマニアックでありながら人気作家になると思われます。
1991 千葉県松戸市生まれ
2014 多摩美術大学入学
2015 "薫風セレクション" 東武宇都宮(栃木)
"薫風展" 阪神梅田(大阪)
"MVW展" 福屋広島(広島)
2016 "アールデビュタントURAWA"入選 (伊勢丹浦和)
”GINZA ART FESTA” (松屋銀座)
”EGC×薫風展” (松屋銀座)
”ART APART FAIR 8th Edition” @ISETAN -WISMA--(シンガポール)
”橘花展”(広島)
”薫風展 阪神梅田(大阪)
”MVW展” 福屋広島(広島) 他多数
五月女佳織は、2015,16と二年続けて伊勢丹浦和店にて個展を開催いたしました。
2015年の作品が、あるがままの自然の美しさを描いたものだったのに対し、2016年の作品群は、大変艶やかなものでした。地に箔を用い、花が咲き乱れ蝶が飛び回る絵の世界観は、あるがままというよりは、一種作家の理想郷のような、楽園の世界を表したものと言えます。
伝統的な日本画の技法で描き上げる最上の美の世界です。
栃木県栃木市生まれ
東京藝術大学大学院修了
個展 五月女佳織 日本画展 ギャラリーファンタジア/栃木県佐野市 (2012年 2015年)
個展 四季の栞 五月女佳織 日本画展 伊勢丹浦和店 (2015年)
春の院展入選 (2007年 2013年 2014年)
有芽の会 西武池袋本店 (2010年 2012年 2014年~2016年)
その他グループ展多数
東京芸大の日本画科に在籍していた頃から、一貫してカエルを描き続けいます。
和紙に岩絵の具や、水干絵具を用い、間を感じさせる描き方は伝統的な日本画の技法でありながら、人間社会に対するアンチテーゼを、カエルの姿を借りてユーモラスに表現しています。
日本人は、鳥獣戯画の頃から蛙を擬人化し、愛すべきものとして慈しみの対象としてきました。
伝統と現代が融和した作品をぜひ楽しんで鑑賞してください。
1984 千葉県生まれ
2011 東京藝術大学 絵画科 日本画専攻 卒業
[展示]
2011 「東京藝術大学卒業作品展」東京藝術大学, 上野
2013 「名雪大河・個展」 ガリレア・グラフィカbis, 銀座
2014 「名雪大河個展 光の中へ」ギャラリー珈琲店・古瀬戸、千代田
「名雪大河絵画展 知恵あるものたち」 伊勢丹浦和店
「三菱商事アート・ゲート・プログラム」GYRE、渋谷区
他多数開催