4月18日（水）～4月24日（火）

10:30-19:30(最終日17:00まで)

伊勢丹浦和店７Ｆ＝プチギャラリー

素晴らしきイマジネーションを持った若き女性アーティスト二名による展覧会です。

夢と現実の間を鮮やかな色彩で紡ぐ作品をどうぞお楽しみください。 

展覧会「夢ゆえ」によせて

漠然とした、形無きものに思いを馳せる。誰しも一度はなさったことがあるのではないでしょうか。憧れか畏怖か、親しみか拒絶か。馳せた理由もその時々違った感情で、形無き輪郭を見いだそうとする。

これは人にしか出来ないことのひとつだと考えています。それもおそらく時代を越えて。遥か昔に生きたひとと、隔てた時間の壁を0にしてしまう。考えるということは本当に尊いことです。

その考えを表現する手段が、私たちにとって描くということになるのでしょう。

上記の思いをまとめ、今回「夢ゆえ」と名付けました。

夢。人が体感できる時間の概念よりもっと広くのものを語れる言葉。本当にたくさんの意味合いをもって親しまれている言葉のひとつだと思っています。「ゆえ」という言葉は漢字にすれば故です。理由、由緒という確固としたものと繋いでいく言葉。それをあえてひらがなで表現しましたのは、柔らかくより多くの感情を伝えられるのではと期待してのことです。

私たちは言葉と絵の具を同じものとしてとらえています。自身の描いたものからどんな感情が、物語が生まれていくのかご覧いただけたら幸いです。

　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　（長谷川・原田）

溢れるイマジネーションを抑えられないがごとく、描き続ける画家です。

文学を専攻した彼女は「言葉」と「図像」の両面から、世界の謎や物事の真理を表現しています。

穏やかな人柄がにじみ出るような画風です。パステルという画材が持つ柔らかさと、その筆致の強さが相まった表現は、彼女の絵の魅力の一つです。