1990年  神奈川県川崎市生まれ

2012年  日本工学院八王子専門学校鍼灸科卒業

2016年  アールデビュタントURAWA2016(伊勢丹浦和店/埼玉)

        第四回 MVW展(福屋八丁堀本店/広島)

2017年  桃花展(福屋八丁堀本店/広島)

                 平成動物図鑑Ⅲ(伊勢丹府中店/東京)

                 第5回MVW(福屋八丁堀本店/広島)

2018年  平成動物図鑑Ⅳ(阪神梅田本店/大阪)

                 第6回MVW(福屋八丁堀本店/広島)

2019年  アート関ヶ原(阪神梅田本店/大阪)

                 桃花展(福屋八丁堀本店/広島)

        EGC展(阪神梅田本店/大阪)

        EGCセレクト展(アートギャラリー山手/神奈川)

                 猫展常設展(阪神梅田本店/大阪)

2020年  EGC展(福屋八丁堀本店/広島) 

 



Technique

●雲母壁面画(きらへきめんが)について 

板にざらざらした下地を作った上に、雲母と顔料を混ぜ合わせた絵の具で薄く色を滲ませて描く''世界でただひとつ オリジナルの技法です”

壁面を思わせる絵肌はぬくもりを、雲母と箔の輝きは空間を煌びやかに演出します。

背景の絵の具の粒子はスパッタリング技法と筆で偶然と必然を織り交ぜて、まるでひとつの宇宙を生み出すように、一筆一筆描いています。 

 

●雲母壁面画が誕生するまで

雲母壁面画は江戸時代に役者絵や美人絵などの背景に雲母を刷り込んだ雲母絵から発想を得た描き方です。

 

実はこの描き方になるまで、油絵からアクリル画を使うようになり、アクリル画の中でも試行錯誤を繰り返し雲母を使った今の独自の描き方ができました。

 

通常色んな描き方を採り入れた技法を今は「ミクストメディア」という言い方をします。

こちらの方がメジャーですし聞きなれた言葉ではありますが、私は自分が工夫を重ねてできた技法に愛着があり名前を付けることにいたしました。

 

こうして雲母を使っているということと壁画の様な絵肌ということで「雲母壁面画」という技法が誕生いたしました。

 

●雲母壁面画の今後 

一からつくりあげたこの技法を最近では金箔を使ったり、偏光顔料を組み合わせたり、岩絵の具を使ったりとその中でも進化の過程にいます。

 

日々の生活の中でも変わっていくように、描き続けることで絵柄や技法、テーマやモチーフもバラエティ豊かなものへと変わっていくのだと思います。

一人の画家として今後生み出していく作品を楽しんでいただけたら幸いです。



Artworks

"Noah's ark"   24.2×33.3cm    Mica Wall Painting.  Framed.
"Noah's ark" 24.2×33.3cm Mica Wall Painting. Framed.

Presentation by the artist


「Noah's ark」

雲母壁面画  24.2×33.3 cm(作品サイズ)  額入り 

 

作家コメント:

ノアの方舟を題材に描きました。

雨が止み方舟が地上に乗り上げて、安堵した動物たちが箱舟から出てきて、歓喜しながらのびやかに深呼吸をしているシーンです。

希望に満ちた朝焼けを何層にも重ねた絵の具と金箔で表現しました。

 

Artist's comment: 

The theme of this picture is Noah's Ark.

The ark is a symbol of salvation.

It is a scene where the rain stops,the ark climbed on the ground, and the relieved  energetic animals come out of the ark, and take a deep breath with joy.

I expressed the glow of a hopeful morning with paint and gold leaf stacked with many layers.

¥143,000


"Red Rose"   φ9.5 cm  Mica Wall Painting. Framed.
"Red Rose" φ9.5 cm Mica Wall Painting. Framed.

Presentation by the artist


「情熱」

雲母壁面画・偏光顔料  直径 9.5 cm(作品サイズ)  額入り 

 

作家コメント:

薔薇は古くから愛と美の象徴とされ、想い人へ気持ちを伝える花として用いられます。

この作品は赤い薔薇の花言葉でもある「情熱」「愛」をテーマに描きました。

作品の背景は凸凹させて偏光顔料を使い、描いています。

角度を変えて見るときらきらと輝いて見えます。

偏光顔料と雲母の輝きが楽しめる作品となっています。  

 

Roses have long been a symbol of love and beauty, and many people have sent them to convey love to it loved ones.

This work was based on the theme of "passion" and "love", which is also the flower word of a red rose.

The texture of this picture picture is very special. I draw it with a polarized pigment and a mica in paints.

This picture is sparkly.

 

It is a work that can enjoy sparkly of the polarizing pigment and mica. 

¥33,000


"Peace" 9.5 x 14.0 cm  Mica Wall Painting. Framed.
"Peace" 9.5 x 14.0 cm Mica Wall Painting. Framed.

Presentation by the artist


「水浴び」

雲母壁面画・金箔 9.5 x 14.0 cm(作品サイズ)  額入り 

 

作家コメント:

「安らぎ」をテーマに水浴びしているカバを描きました。

しあわせで輝きに満ちた瞬間を金箔で表現しています。

雲母と金箔の輝きとざらざらした絵肌が楽しめる作品を目指しました。

 

 I drew a hippo in the theme of "Peace of mind". 

The moment filled with happiness and shine is expressed in gold leaf.

It is a work that you can enjoy the shine of the mica and the gold leaf.

¥35,200


"Dream Pillow"   15.3×12.1 cm  Mica Wall Painting.   Framed.
"Dream Pillow" 15.3×12.1 cm Mica Wall Painting. Framed.

Presentation by the artist


「夢枕 (ゆめまくら)」

雲母壁面画 15.3×12.1 cm  作品サイズ)  額入り 

 

作家コメント:

悪夢を食べるという伝説上の獏とマレーバクを掛け合わせて描いた作品です。伝説上の獏は、疫病や厄を避け、邪気を払い、凶夢を食べるとされています。また鉄や銅を食料とするので、武器に鉄が使われない平和な世にしか現れない「縁起のよい霊獣」でもあります。

良夢を見れることを願い描きました。

 

Baku  are Japanese supernatural beings that are said to devour nightmares. According to legend, they were created by the spare pieces that were left over when the gods finished creating all other animals.

Legend has it that Baku eat nightmares and remove plagues and evils ,  and  nightmares.

It is also an auspicious spirit beast that appears only in a peaceful world where iron is not used as a weapon because it is used as food for iron and copper.

I wish to you have a good dream. 

¥49,500


"Dazzling bird"  22.7×15.8 cm Mica Wall Painting. Framed.
"Dazzling bird" 22.7×15.8 cm Mica Wall Painting. Framed.

Presentation by the artist


「眩耀孔雀図」

雲母壁面画 22.7×15.8 cm (作品サイズ)  額入り 

 

作家コメント:

タイトルの眩耀(げんよう)には眩く光輝くという意味があります。

孔雀は毒蛇を食べても死なないことから「復活」や「不死」の象徴でもあります。そして100の目を持つとされ、その100の目で見守ってもらう守護の鳥とされています。長い夜が明けて太陽の光が世界を照らし、孔雀が空高く飛んでいけるよう願いを込めた作品です。

 

The theme of this picture is "shining forever".

Peacocks are symbols of "resurrection" and "immortality" because they do not die even if they eat poisonous snakes.

It is said that the peacock has 100 eyes from the pattern of the tail, and  to watch over  by the eye of the 100. it is a guardian bird.

It is a work with a wish that the sun light shines on the world after a long dawn, and the peacock can fly high in the sky.

¥55,000


アートコレクターズ6月号 誌上販売作品 !

Art exclusively for sale on the magazine


アートを買っておうちに飾ろう!

Presentation by the artist


「桃花園 白象図」

アクリル画 25.3×22.0 cm(作品サイズ)  額入り

 

作家コメント: 楽園のひとつ「桃源郷」をテーマに描きました。

桃源郷は一説では地上の何処かではなく魂の中にあるといわれています。

心が安らぎに満ちて過ごしていればそこが楽園になり、外の世界に探し求めると中々見つからないとされています。

そして象は昔から「安心」と「信頼」を意味する動物です。また白象はお釈迦様の別の姿とされています。

コロナで不安に包まれている今、少しでも安らぐ絵にしたいと思い描いた作品です。

 

¥89,000

この作品は誌上販売用の作品ですので、この作品のご注文に限っては

アートコレクターズ編集部までお願いいたします。

※ 「6月号誌上販売の長沼慧作品」とご用命ください。

5月25日~6月20日まで  TEL 03-3564-6900 

 


Portfolio of the artist